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Yangon
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48. ヤンゴンゴルフ場
1910 年創立で非常に歴史あるゴルフ場だ。 まず、ここは飯が上手い。 しかし、蝿が非常に多く、右手は箸、左手で蝿を追うと、非常に忙しい。その蝿も銀蝿で、半端な数じゃない。 蝋燭に新聞紙を巻きつけて火をつけ、その煙で蝿を近づけないようにしてはくれるけど、何せ数が多すぎてそう簡単にはいかない。 しかし、鶏のから揚げ、モヤシ炒め、焼き飯、アンカケ揚げた蕎麦、等大変美味だ。料金も非常に安く、一人頭、100円も出せば腹一杯になった。マンダレーラムをオレンジジュースだ割った、ラムオレンジを良く飲んだものである。 私が行った95年当初はボーイたちは全員ロンジ姿であった。しかし、今は蝶ネクタイに白ワイシャツ、黒ズボン姿であるが、どことなく、つりあっていない。 服のサイズが微妙に違ったり、ボタンが外れていたり、靴の代りにスリッパだったりと、何となくちぐはぐなのだ。 キャディーは一旦つくと、最後までそのキャディーか、またはその一家のメンバーがつく。絶対に他のキャディーにはついてもらえない。 そう言った意味からすると、最初に誰がつくかは結構、運が良いかどうかと言う事になる。彼等は未だにロンジ姿だが、上着は背番号の入ったユニフォームを着るようになっていた。 大体二人が当り前で一人はバッグ持ち、もう一人はフォアキャディーとして玉が飛んでいきそうなところで待っている。
林の中にボールが入ると、中に入っていき、ボール探しをするが、何も言わないと勝手に打ちやすい所まで移動してしまう。しかも、芝をつまんで盛り揚げて、ティーアップのような状態までしている事が良くある。 又、池のボールを打ちこんだら、彼等は飛びこんでいって拾ってくる。ご主人様が、気分いいようにと、サービス精神が旺盛だ。
このゴルフ場の料金は、現地人 Ks1,500、外国人 $25と、価値からすると十倍以上も高かった。ただ、この現地人と外国人の二重価格は何もこのゴルフ場に限らず、ミャンマー全体に言える事だ。 電気代、水道代なども我々外国人は非常に高い。まあ、ゴルフ場の二重価格はハワイにもあると聞いた事があるので余り驚く事はなさそうだ。
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古いゴルフ場と言えば、マンダレーの北にあるメイミョーと言う町は昔日本軍の司令部があった所だが、ここはその昔、ビルマがイギリスの植民地だった頃、彼等の避暑地であった。 そこには創立 130年以上と言う、もっと古いゴルフ場がある。そのゴルフ場では、フェアウェイに何十匹の牛が放牧されており、ゴルフ場だか、牧場なんだか訳が分らない所ではあったが、風格があり、結構面白いレイアウトだった。 今はどうか知らないが、ヤンゴン空港のすぐ隣の YCDC Golf Course ではハーフだがナイターでプレーが出来た。ここは歴史は浅いが、36ホールあり値段も確か $40だか $45だかと、結構なグリーンフィーだった。飯はヤンゴンコースほど上手くはない。
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一般にミャンマーのゴルフ場は、最近出来た一部のゴルフ場を除いて芝が東南アジア特有の葉っぱの広い芝である。だからフェアウェイが絨毯みたいにフワフワと言う訳には行かない。 芝が非常に粘りが強く、フェアウェイからのショットもラフからのショットのようだ。乾期はガチガチに硬く、雨期はべチョべチョですぐのボールが埋ってロストになってしまう。 しかも、カジュアルウォーターだといって、ボールを動かしたくても、そこら中全てがカジュアルウォーターで、動かす場所が全く無い。それでも他に楽しみが無いので、皆ゴルフに行く。
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もう一つ面白い話がある。ミャンマーの内陸部に九ホールだが、歴史あるゴルフ場があるそうだ。そこにある偉い人が $3,000を寄付したら、名誉会員にして貰えたらしい。 そこはイギリスのセントアンドリュースゴルフコースと姉妹コースだそうで、セントアンドリュースに行ってもメンバーと同じ扱いをしてもらえると言って喜んでいた。 彼は嘘を付く様な人ではないのでこの話は本当だと思う。残念ながら、ゴルフ場の名前は忘れてしまった。
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