** Yangon **

46. ミャンマーの道路事情

ミャンマーの道路はとにかくひどい。ガタガタ道でろくにスピードを出せない。特に雨期明けが最悪だ。舗装用のアスファルトが粗悪なため、あっちこっちに大きな穴が開く。

雨期寸前に一生懸命切り貼りして穴の部分を補修するが、雨期が始るとすぐにはがれてくる。アメリカでも冬凍結防止のため塩化カリウムを撒くので春頃には一般道路もハイウェイもガタガタになっていたが、こっちはまだひどい。

幹線道路は名前だけは一応「何々ハイウェイ」と名が付いているが、それは名前だけ。周りの田んぼより冠水しない様に高くなっていて、それで "Highway" と呼ばれている、と言った方が良さそうだ。

実際、雨期は至る所で洪水になって、冠水しているが、道路は冠水している所は殆どないか、冠水していてもすぐに水が引く。

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そんな中でただ、一つだけ素晴らしく舗装された道路があった。ピーロードと言ってヤンゴンからピー(北に 300km 弱の所)までの道路が他とは見違えるきれいな舗装がされている。

ピーはネ・ウィンと言う独裁者だった将軍の出身地で引退したとは言え今でも隠然たる力を持っている。ただ、この道路も舗装の状態は良くてもスピードを出して走る訳には行かない。

理由は道路の至る所で牛車やサイカーと言ってバイクのサイドカーみたいに自転車にサイドカーがくっついている地元民の為の簡易タクシーが至る所に走っていて、邪魔されるからである。

おまけに収穫時になると、道路に穀物を干して占有する連中が沢山居る。乾した穀物で米の場合、米と、籾(モミ)が一緒に乾されているが、車が通る度に風がまい、籾が大分吹飛んでいる。

   

 
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